20歳の誕生日当日に出会った夫と、一年も経たずに授かり婚をし、長女、長男、次女をもうけます。
『…若いお母さんだから』と言われるのが嫌で、長女、長男には厳し過ぎるお母さんだったと思います。
『厳し過ぎる』の言葉では片付けられないほど、当時の私は『子どもは言っても分らない、危険を体罰で教える』という母の育児法と、父をみて『親は怖いものであらねばならない』を正しいと思い込んでいました。
さらにずーっと共働きだった私。特に大人しくしっかり者の長女を頼ってしまい、のびのびと自由に育てることができず、高校を卒業後に家を飛び出していってしまい、長女とは数年、音信不通の時期があります。
やんちゃな息子に、かなり手をやき苦しんだこともありました。
それと同じ位、年が離れてできた末娘にも、かなり手をやき、頭を抱え悩むできごとが多かったです。
仕事や子育て、楽しいのと同じくらい苦しみも乗り越えてきました。
同時に子供たちは、私を反面教師に真逆の育児法を実践し、その姿を私に見せてくれることで、人の親として未熟だった私は、子育てを通して、自分自身も同時に子供に育てられたなと思います。

仕事は花屋、室内遊園地、ケーキ屋、古本屋など、色々経験しています。
人見知りもあり、人の好き嫌いが激しい時期でしたが、職場はいつも良い人達に恵まれていました。
また職場で得られる独自のスキルを習得するのが喜びでもありました。
思い起こせば良い思い出ばかりですが、理不尽な対応をする人物にはある程度のラインを超えると、別の自分が出てきて目上でも勝手に口からスラスラと言葉が出てきて意見、抗議をしてしまう激しい面もあり、同時にそれを傍観している冷静な自分もいて驚くことが何度かありましたが、結果、『雨降って地固まる』で仲が深まったりで、職場の人間関係には、とても恵まれていました。